ウホウホ日記

多趣味なゴリラのたまに役立つつぶやき

タンパク質の摂取量とお米の関係

  これまで何度か書いたが、僕は筋トレを毎日する。筋トレをする人の多くがそうである様に、僕もタンパク質を多く摂取する。

  筋トレを本格的にはじめたばかりの頃。その頃は今と違い、トレーニングそのものに楽しさを感じてはおらず、あくまで体型維持の一環としてトレーニングを行なっていた。その頃の僕にとっては、トレーニングは苦痛な作業だった。そして生粋の面倒臭がりの僕はこう考えた。

  「こんなクソしんどいこと、いつまでもやっとれん。最短で効果が出る方法を調べて手っ取り早くいい身体になろう」  

  生粋の面倒臭がりが筋トレなんぞするか   と言われそうだが、まあともかくこんな思考回路で筋力トレーニングについてあれやこれやと調べ出した。

 

  そうして「いい身体」になる方法を調べていくと、筋力トレーニングについては本当に様々な情報が飛び交っており、その中には真っ向対立する意見も沢山あったが、それは方法論の話であって根本的な部分ではほとんどが共通していた。それは大まかに言って、

  ①筋肉に負荷をかける

  ②筋肉に必要な栄養素を摂取する

  ③よく寝る

という様な事だった。

 

  そんなこんなで僕は必要な栄養素を調べて食生活に反映させていった訳だが、その中でもタンパク質を沢山摂る様になって、体型の変化以外に予想外の変化があった。

  お米に対する欲求がみるみる減っていったのだ。

  これは驚いた。元々僕は、某バンドがライブ中に叫ぶ「三度の飯より飯が好き!」  を座右の銘にしているくらいの白米好きだった。

それがどうだろう、毎日毎日鳥の胸肉やら卵やら納豆やら牛乳やらを食べていると、お米をはじめとした糖類への欲求がどんどんなくなっていくではないか。

 

   しかしこれはどうやら僕に限った話ではないらしく、根拠のあることらしい。

  というのも、糖質というのは非常に即効性のあるエネルギー源だが、要は焚き火の様なもので持続性に乏しく、しょっちゅう蒔をくべてやらなければいけない。  対してタンパク質や脂肪というのは、エネルギーを生み出すのにビタミンやミネラルなど多くの物が必要である代わりに、一旦代謝が動き出すと多くのエネルギー物質(ATPといいます)を産み出せるらしいのだ。

  つまりどういうことかというと、糖質代謝中心で身体を動かしているとすぐにエネルギーが途切れるために、また即効性のある糖質を身体が欲するループになるが、タンパク質、脂質代謝中心で身体を動かしているとエネルギーが途切れづらいので即効性のエネルギーはあまり必要にならない、つまり、米が欲しくならない、ということらしいのだ。

 

  うーむ、驚きである。あんなにお米が好きだったのは、実は食生活に理由があったとは…いやもちろん味は好きなんだけど…

  話は変わるけど、脳に動脈瘤ができると驚くほど短気になる場合があるらしいし、人間の好みや感情、性格といったものは、実は健康状態や食生活にも大きく依るもので、場合によってはコロっと変わりうるものなんだなぁ、とつくづく思った次第でありました。

 

  ダラダラと思いつくままに筆を進めてきましたが、ダイエットする人はタンパク質をいっぱい摂るといいと思います。やっぱ米はカロリーがすごく高いし、ストレスなくそれを減らせるというのはとても大きいと思います。